気づいたら発売日が5月28日に延期になっていた『
エヴォリミット』、すっかり乗り遅れましたが体験版 ver.2.1 をプレイしました。体験版の最初のバージョンは出た直後にプレイしたのですが、それ以降情報を仕入れていなかったらすっかりサイトも様変わりしていました。なにやら公式サイトによると、人間は100mを2秒で駆け抜けるらしいです。また、体験版によると不知火君は垂直とびが10mほどらしいです。この設定は一貫性があるのでしょうか??
地球表面の重力加速度 gE は約 9.8m/ss です。
垂直とびの記録 H = 1m, 100m走 10秒の超人がいたとしましょう。
垂直とびの初速を v0, 頂点に到達するまでの時間を t とすると
H = 0.5 * v0 * t
v0 = gE * tの二式が成り立ちます。
ここに各値を代入すると
1m = 0.5 * 9.8m/ss * t * t
t = 0.45 sとなります。滞空時間は倍の 0.9秒ですね。
また、v0 = gE * t ですから
v0 = 4.4 m/sが垂直とびの初速となります。
火星表面での重力加速度 gM = 3.7m/ss とすると、10mの垂直とびをする人は
10m = 0.5 * 3.7m/ss * t * t
t = 2.3 s
v0 = 8.6 m/sつまり、
滞空時間 4.6秒、
初速8.6m/s でジャンプしていることになります。
ちなみに、初速4.4m/sで火星表面でジャンプすると約
2.7m,
滞空時間 2.4秒になります。
では100m走はどうでしょうか。重力が100m走にどう影響するのかわからないので単純に速度を比較してみます。
100mを10秒で走る:
秒速10m100mを2秒で走る:
秒速50mつまり、パッチをつけた人間は、
普通の人間の世界記録の約5倍の速さで走れますが、垂直方向には2倍程度のスピードでしか飛び出せません。ちょっと不思議ですね。しかも不知火君の垂直とび約10mというのは平均値以上らしいです。100mを2秒というのはおそらくパッチをつけた人間の平均値でしょうから、普通はもっと差が開くのでしょう。もっとも、垂直とび1mというのが人間の限界としてどれほど妥当な値なのかは謎ですが(±20%程度の範囲内でしょうか?)。
ちなみに、最高記録?の一条さんは20mのジャンプをしていますから、
20m = 0.5 * 3.7m/ss * t * t
t = 3.3 s
v0 = 12.2 m/s初速12.2m/s, 滞空時間6.6秒という結果になりました。
そんな彼らが地球に来ると...?
一条さん:垂直とび 7.6m, 滞空時間 2.5秒
不知火君:垂直とび 3.8m, 滞空時間 1.8秒こんな感じになるはずです。不知火君ですら、ゴール下から飛んでバスケットのリングに足から突っ込む、とか余裕でできるはずです。
垂直とびの高さならば大体5倍くらいのパワーアップといえるので、100m走のタイムのパワーアップっぷりと大体同じくらいの比率とはいえますが、筋力≒速度のはずなので、初速のパワーアップっぷりと一致しないとおかしいと思うのですけれどね。
あ、有効数字とか、あまりきにしてませんので数値はそんなに正確ではないといっておきます。
根本的に考え方が間違っているという指摘は歓迎しますよ。。。
ものすごくひさしぶりにこんな思考をしたので、自信はあまりありません。
手元にあった封筒の余白に横軸t, 縦軸v のグラフを書いたりして式の導出から始めたくらいですからwww
追:
あれ、重力制御のしくみとかってありましたっけ?
地球と同じ重力に設定されていたら出発点からして間違ってることにwww
テーマ : ★★18禁美少女ゲーム★★
ジャンル : アダルト