上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
のーぶるわーくす (ゆずソフト 2011)
全体評価:★★★☆
初心者にオススメの新定番となるか?
スタッフ
企画・原案: 天宮りつ
原画: こぶいち, むりりん
シナリオ: 天宮りつ, 北川 晴, J・さいろー
シナリオ
洗礼されている印象です。従来シナリオを担当していた 天宮リツに加えてJ・さいろー 、北川晴を加えた布陣がうまく機能したのでしょう。
「ある日突然、超セレブの影武者として仕事をすることになった」というプロローグはえろげでありがちのぶっ飛んだ設定ですが、突飛な設定の勢いに頼っているという印象は受けませんでした。あえて無理を承知で表現すると、とても自然な展開に感じられました。それは「のーぶるわーくす」における"セレブ社会"の描写が、従来のえろげよりも綿密に書き込まれており、且つ必要以上の強調がされていないからだと考えられます。キャラクターも魅力的に描かれていながら、不快に感じられる程極端な描写は目立ちません。口癖や性癖にしても、しつこさは感じられず程良いアクセントとして効果的に配置されています。ストーリー展開も不自然な超展開などは見られず、なおかつ起承転結のメリハリもしっかりしていたと感じられました。ルート毎の展開の違いもはっきりしており、ボリュームも十分でしょう。
作品全体として見ると、既存の要素をバランスよく配置し、さらに練り込んで完成度を高めているところに好感を覚えます。ほとんどのプレイヤーが一定以上の満足感を得られる作品となっているのではないでしょうか。
グラフィック
いつものこぶいち&むりりん絵です。
安定していますし、好みの問題でしょうから特にコメントはありません。
声優
豪華かつ効果的に配置されていると思われます。
BGM
「上流階級に相応しい生楽器を使ったハイソなBGMが物語を上品に演出します!」と謳われていますが、逆にBGM自体が語り出すほどの力はありません。
システム
元から業界トップの充実ぶりでしたが、今回はさらに進歩しています。えろげプレイヤーなら一度はこのシステムを体感しておくべきです。
ムービー
今回ゆずソフトがあらたに取り入れたのは3Dのキャラクターですが、原画の良さが損なわれているだけで、何が良いのかわかりませんでした。
一番お気に入りのキャラは三条さんです。次点は源さん。
例によってサブキャラにばかり目を奪われる自分...