スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
常日頃から思うのですが、年末にその年の総括やランキングを出すのって気が早すぎますよね。といいつつこの記事を書いているのは2009年なんですけれどw
それはそうと、2009年で印象的だった作品をランク付けしてみました。
1. 『きっと、澄み渡る、朝色よりも、』
propeller
http://www.propeller-game.com/product/kitto/top.html
前からこのブログを見ている方にとっては予想通りでしょうが、これは純粋に面白かったです。詳細はもうあえて書きませんがw 発売前に初めてタイトルを見て一瞬、これは完結するのか?という疑問を覚えたのが今ではとても懐かしいです。
2. 『eden*』
minori
http://www.minori.ph/lineup/eden_/
これほどシナリオに唖然とさせられた作品は珍しいです。突っ込む気力さえ萎えました。そして自分が*商法とか言い出していたことを思い出しましたw
3. 『聖剣のフェアリース』
リトルウィッチ・ベルベット
http://www.littlewitch.jp/home/special/lwv01/
はじめてのリトルウィッチだったのですが、えろ重視のサブブランドとは露知らず、えろの悪夢に魘されることとなりました。意地で全ルートは一応クリアしましたが、シーンは全然回収していません。リトルウィッチ恐怖症になってしまいましたw
「清純可憐な少女騎士をHで育てる女学院アドベンチャー」
とちゃんと銘打っているので、自分の下調べが無かっただけでリトルウィッチ自体は全く悪いわけではないんですが...
以上3点、良くも悪くもとにかく印象に残った作品達でした。
ちなみに自分がプレイした範囲で2009年でそれなりに面白いと思った作品は以下の4つです。『しろくま』はぎりぎり選外のレベルに位置づけられています。
きっと、澄み渡る、朝色よりも、 propeller
真剣で私に恋しなさい みなとそふと
星空のメモリア FAVORITE
Flyable Heart UNiSONSHIFT:Blossom
自分の中でくそげーとして分類されている『eden*』ですが、発売前に考えていたことの答え合わせその2です。今回元記事はこちら。本編のネタばれが大量に含まれていますのでご注意ください。
榛名亮-稲葉直人の関係
これに関しては典型的な抑圧された対立関係だと思っていました(なぜ殺さない?だの言っていたらそうおもいますよね?)。
軍規という箍が外れたとき、あふれ出す過去の感情!
自らの感情と現状のどちらを優先するのか?
実はあの行動の裏には隠された事情がっ!!
さああ!そこでどうなるっ!
という展開を期待していたわけですが、ここでもまた完全に拍子抜けです。
亮の"姉さん"とは?
まあ、予想通りフェリクスだったわけですが、亮との過去のシーンが殆ど描写されていないのはいかがなものかと思います。いくらでも話の膨らませ方があっただろうに...
亮の両親とは?
亮は特別な存在である、と主に少佐がほのめかしていたので、亮にも何かの秘密や能力があると思っていたら、実は何にもありませんでした。
ラヴィの経歴
ラヴィに何らかの悪意があるのか?と思ったのは、次の項目のシオンが部屋に出たシーンで全く登場しないのが不自然だったからなのですが、ええ、何も背後にありませんでした。
なぜシオンは部屋の外に出たのか
結局体験版で記述されていたように、亮の殺気を感じた、というだけのことらしいです。
ラヴィについては亮がカリウスを処分したときのことを調べていたとのことです......う~ん、亮とシオンとの邂逅シーンで邪魔だったからとりあえず設定してみた、という印象が拭えません。
エリカの役割
エリカ殴る蹴るの活躍でした。やっぱり脱出時にサクられました。でもやられ方があっさりすぎ。
答え合わせの感想
そんなわけで不満たらたらです。
風呂敷を広げまくったくせに何もなかった、ということの連続でした。期待を裏切るなら上方向に裏切っていただきたいのですが、思わせぶりにも程があります。
愚直でも洗礼されたものであればありきたりな展開のみで勝負するのも結構ですが(ラムネの七海ルートとか)、描写が不足しすぎてそちらの路線でもダメダメです。それどころか設定面の薄っぺらさや穴の開き具合が目立ち、さらに肝心の主人公のキャラがぶれていて、心理描写が軽視されている、といったマイナス面ばかりが目に付きます。
やたらとキャラクターの悪意があるのでは?という事前予想を立てていますが、そうでもしないとスリリングな展開にはならないだろう?という考えに基づいています。その手の予想は全部外しているわけですが、かといって感心できる背景が用意されているところも殆どありませんでした。結局各キャラクターのえろしーんを用意するためのぎゃるげーだったか、と落胆しています。
気が向いたらこのゲームのどこが気に入らないのか整理してつらつらと記述しようかと思います。
ラヴィと亮は本当に同じ年なのか?
この点に関しては一切語られませんでした。設定全般のあまりの杜撰さを見るに、特に考えられていなかったのだと思います。
亮がカリウスを始末した頃にラヴィが始末したのは?
危惧していた通り
本当に松永伍長でしたwww
潜入工作に向いていないとか、そういう次元ですらないと思います。ゆるい雰囲気の703研究所に溶け込もうとしていたとか?ありえねー
シオンの特殊性は遺伝子によるものか?
よくわからないのだそうです。下手に理論を展開して失笑を買うよりかは、曖昧にお茶を濁すのも一つの手だと思いますが、理由はよくわからないがシオンだけは天才になってしまった、という主旨のセリフ一言で片付けるのはライターの神経を疑います。また、フェリクスは3000体で生産が禁止されたらしいのですが、その理由が全く語られていません。統一政府主導で人類の救世主として製造され、地球脱出計画において必要不可欠な役割を果たしていたフェリクスの生産を禁止する理由は全く想像できません。テロや外的批判を恐れて、という説明も現存するフェリクスをキープできている以上不合理です。フェリクスは他の何を犠牲にしても生産し続けるべきものだと思うのですが、一体ライターは何を考えているのでしょうか。
後藤麻衣の出番は?
はい、でてきましたよ。体験版部分でも後の彼女の登場を匂わす伏線的なエピソードが追加されていました。ただし事前にひた隠しにする必要があるキャラとは思えません。伏線は体験版から張ってくれていたほうが、事前に予測する楽しみがあってよかったのではないかと思いました。
答えあわせの感想
orz...くそげーすぎ
考察もどきの答え合わせは、やるきがあればまた後日。
完全な一本道、そして短い
選択肢はなく、ゲームというよりかはノベルです。もちろんメインヒロインはシオンですので、他のキャラクターのルートなどはありません。ボリュームは相当少なく、低価格商品*であることを考慮しても物足りないと思われます。体験版はシナリオの最初の部分、おそらく2-3割程度に相当します。冒頭に一シーンが挿入されたほか、若干の変更が加えられていますが、展開は全く同じです。
設定は穴だらけ
世界情勢まで絡めた壮大なSF設定となっていましたが、体験版や公式サイトの前情報からの上積みは少ないです。スケール自体は壮大なのですが、枝葉が殆どないので却って陳腐に見えます。曖昧だったり明かされていなかった設定の裏に驚愕の事実が隠されていたり、ということもありません。結局、They were only two, on the planet. という舞台を用意したかっただけのようで、いい加減で突っ込みどころ満載の背景になっています。しっかりとしたバックグラウンドが用意されているのかと期待すると肩透かしを食らうでしょう。
シナリオ不満あり
奇跡や超展開(不自然な展開はある)はないので、えろげっぽさはありません。しかし主題に真新しさがあるわけでもありません。つまり直球勝負でシナリオの良し悪しが前面にでてくるわけですが、これがいただけません。体験版をプレイするとわかるのですが、主人公を始め多くの登場人物が、相当に特殊なキャラクターであるにも関わらず心理描写やエピソードが不足しています。そのため彼らがどういう考えを持っているのか掴みきれないうちにシナリオが進行してしまい、プレイヤーとしては白けます。主題の掘り下げかたが不十分で、さらに前述のように設定が穴だらけなので奥深さも全くありません。シオンというキャラクターに心酔していればよいでしょうが、そうでなければ不満を覚える内容だと思います。
追加ディスクの使い方
本体をインストールした状態で追加ディスクをインストールすると若干表現が変わるようです。しかしシナリオの展開は全く同じとのことで、本編中にえろが追加される、というようなことはありません。ではえろはどこにいったかというと、追加シナリオが4キャラクターにつき一つずつ用意されており、本編クリア後におまけとしてプレイできるようになります。またシーン回想やCG鑑賞に追加シナリオの分が加わります。
プレイ後の一言
............orz