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少し情報が古いですが、『そらいろ』のムービーを見たので思うところをまとめてみました。まずは表示されるスタッフクレジットについてです。ちなみに引用で引っ張ってきているのはねこねこのMMR日記(スタッフのブログ)です。
主題歌
「そらいろ」
作詞:片岡とも
作編曲:上松規康(Elements Garden)
歌:佐藤ひろ美
今回の主題歌は ElementsGardenのようです。BGMの方でも筆頭に表示されているので音楽全体的に中心となるのだと思います。歌手はいつもどおりですね。曲の感想ですが、べたべただけれど、いやそれがよい、さらに歌手の特徴をとても上手く生かした曲調でさすが、といったところです。
>※ちなみにムービーのは2番からのアレンジなので、
>ムービー専用verって感じです>曲
ムービーがデモムービーのみを指すのか、本編中のムービーも共通なのか少しきになります。そういえばカラオケで配信されている『空のつづき』では作詞表示が"Tomo"になっているのを思い出しました。
原画
秋乃武彦 あんころもち 他
こちらはいつもどおりです。
シナリオ
片岡とも 海富一 他
やはりこの二人がメインとの事で少し安心感を覚えました。
BGM
Elements Garden ebi BOG 他
こちらも色々な所が参加しているようです。過去作品でもやはり色々なクリエーターが参加していたので、今作では"他"にどんなスタッフが関わってくるのか楽しみです。体験版のBGMが旧作品の使いまわしを中心としていたため未知数の部分が多いのですが、期待できそうです。
キャスト
素直で、ちょっと控えめな妹
初芝愛衣
CAST:雪都さお梨
誰?って感じですが、ねこねこでは聞き覚えのないものの、コットンでよく耳にするような…そんなわけで違和感はありません。
隣に住む、ぽんこつ幼なじみ
友坂つばめ
CAST:籐野らん
ぽんこつはいつもの人のようです。銀色、みずいろ、朱(ぽんこつ亜種)、ラムネと毎回変わりませんね。
無駄に元気な、面白い後輩
篠原花子
CAST:金田まひる
出番の多い人ですが、ねこねこでは初出演だと思います。夏野こおりだったはずなのですが、どうやら体調不良で交代となったようです。
>あと、キャスト関係で一つお知らせが。
>実は、花子のキャストが変わりました。
>声優さんの体調不良とゆーことなんで、残念ですがしょうがないって感じです。
>んで、まだ正式にキャスト発表してないので、
>黙ってサンプル変えても、恐らく気づく人はいないと思いますけど…一応ご報告までに。
>それくらいキャライメージや声も同じなので。
あくまで個人的な意見ですが、両者のキャライメージや声は全然違います。好みの問題ではあるものの、夏野こおり >>>>> 金田まひる なので残念で仕方ありません。すでにホームページのサンプルボイスは差し替わっていますが、体験版は旧ボイスのままになっており、貴重な存在となってしまいました。体験版の差し替えを危惧されている方は今のうちに落としておいたほうがよいと思います。状況が『さくらさくら』と酷似しており、かえすがえす残念でなりません。また原因が出産とかなら別に問題ないと思うのですが、文字通りの体調不良であれば心配です。ショックのあまり寝込みそうです。
無口でクールな先輩
新谷理沙美沙
CAST:綾川りの
ねこねこには古くから出演していますが、出演数は少ないのでうれしい起用です。ムービーの名前に突っ込みたいのですが、長くなってしまったので後日にとっておきます。
いつも酒盛りしている陽気な母親
愛衣ママ
CAST:湖月紅れ葉
外見が七海ママ(楠鈴音)と被っていますが、キャストはよくわかりませんね。
優しく頼りになるお母さん
つばめお母さん
CAST:籐野らん
娘と同じ人です。外見は七海の成長後としか見えません。
動部のほわほわした先輩
キャプテン
CAST:まきいづみ
こちらもねこねこでは常連の方です。立ち絵をみる限りでははきはきとしたイメージだったのですが、"ほわほわ"しているらしいので、まあ声の感じは想像つきます。
キャストはやはり全体的にいつもどおり、といった感じです。死亡していた時期があっただけに従来からのファンにとってはうれしいところかもしれませんが、新規ユーザーやマンネリ感を覚えている方にとってはどうでしょうか。不測の事態から生じた変化がそこにどんな影響を与えるのかきになるところです。それよりも体調不良orz...
今日は祝復活、ねこねこそふとの次回作『そらいろ』についてです。発売日が7月から8月28日に延期されてしまいましたが、その分内容がしっかりした作品になると期待したいところです。レビューその2では声優や音楽について紹介しようと思いますが、未発表のキャストも多数いるのでそちらの情報公開待ちの予定です。
そらいろ
ねこねこソフト
2009年8月28日予定
シナリオ:片岡とも・海富一・酸橙ひびき・他
原画:秋乃武彦・あんころもち・他
体験版の概要
容量は142.9MBと軽量ですが、BGMの一部が旧作の使いまわしだったり、セーブや環境設定が出来ない、など未完成な部分が多いです。3人のヒロインについて過去パートの一部抜粋と現在パートの一部抜粋、都合六部編成となっています。全体の緻密な構成や丁寧な積み重ねが魅力のシステム(後述)のため、抜粋だけプレイしても正直製品の魅力は伝わってきません。むしろ無駄にえろいシーンが入っていたりしてネガティブな印象の方が強いです。状況によっては体験版第二段が出る可能性は十分にありますので、そちらで改善が見られるとよいのですが。
システム・シナリオについて
『そらいろ』では"進化したみずいろシステム"を採用とのことです。知らない方のためにまずはオリジナルのみずいろシステムの解説をしておきましょう。
みずいろシステムというのは、冒頭のオープニングパート(幼少時)の選択と行動により、フラグを回収しルートが確定する、というシステムです。成長後の本編はルートごとに異なる環境で再開します。主な差異はヒロインの性格や立ち位置ですが、あるルートでは現在完了形の幼馴染だったキャラクターが別のルートでは引越しによって忘れてしまった幼馴染になったりすることもあります。最大の利点は、複数の攻略対象を共存させながら対象のヒロインとの関係のみをクロースアップした丁寧なシナリオ展開が可能になることですが、プレイヤーがそのあたりの機微が楽しめない人だったりシナリオライターが屑だと、眠気をさそう"だるい"ゲームとなってしまいます。副次的な利点としては、相沢祐一のように幼少時に不自然なフラグを立てまくったりしない、ハーレムゲーにはならない、などが挙げられます。実際にこのシステムを採用しているのは『みずいろ』の他に『ラムネ』があります。
さて、『そらいろ』のシステムですが、基本的には従来のみずいろシステムと同じで幼少時の行動によって成長後の環境(世界)が決定されます。ここから従来と異なるのは、ルート決定後もサブルートとして他のヒロインのルートに分岐できるというところです。ヒロインは三人のようなので仮にA, B, Cとすると、A世界ではメインヒロインA、サブヒロインB, C。B世界ではメインヒロインB、サブヒロインA, C(以下略)と都合9ルートが存在するわけです。
場合によってはみずいろシステムの利点をスポイルし、散漫な構成になってしまう危険性がありますが、世界ごとの違いを生かしたシナリオを各キャラクター毎に展開できれば、シナリオの幅を広げつつ同時にキャラクターについて掘り下げることが出来ると思います。そもそもえろげーでルートに分岐すること自体シナリオライターの実力の無さをカバーするためだ、という否定的な見方もできますが、『そらいろ』はシステムに負けないシナリオを展開できるでしょうか。
できれば片岡とも一人に書いて欲しかったのですが、海富一・酸橙ひびき・他、と複数ライターになっています。海富一はコットンに行ってからも着実にレベルアップしているようなのでそれほど心配していませんが、酸橙ひびきはよくわかりませんね。海富一と酸橙ひびきの二人はコットンソフトでmizuki ryoと共に『アンバークォーツ』のシナリオを書いているのですが、あのサリナルートを書いたのは残りのmizuki ryo(またはその他のヘルプ)だと信じたいところです。『そらいろ』のライター"他"というのも少し不安を覚えます。
体験版の内容が内容なのでシナリオよりもシナリオライターについて述べた感じになってしまいましたが、ねこねこ&片岡ともの復活ということで、halは『そらいろ』を応援しています。『アンバークォーツ』のサリナルートの屑っプリについては批評空間で少し書きましたが、いずれここでも紹介したいと思います。