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ONKYOのプリメインアンプ A973のレビュー
ONKYOの入門用プリメインアンプ A973のレビューです。
よい点
消費電力の実測値は17Wとかなり優秀です。端子類もそれなりで、スピーカーも二系統接続可能なのでバイワイヤ接続も可能です。なにより値段が2万円台とリーズナブルなのがよいところです。
悪い点
意外と高さがありかさばります。通常は問題にならないでしょうが、重量バランスは右に大分偏っています。
スタンバイモード(電源OFFとはまた別)に入った場合、リモコンならば一発で通常状態に復帰できるのですが、本体で操作する場合はSpeakerAを押しながら電源ボタンを押す、という分かりにくい手順しか用意されていません。電源をつけたまま放置するとたまに勝手にスタンバイになることがあり、リモコンを使っていない場合は復帰に手間取る場合があります。まあ慣れてしまえばどうということはないのですが。
音質
基本的に硬めの音です。もっさり気味のスピーカーをきっちり締めるのにはよいとおもいます。しかし色艶はありませんので、スピーカーによってはあっさりしすぎてつまらない音になります。情報量も多いと思いますが、逆にあらが目立つような状態になってしまう場合があります。
総評
一通りの機能はありますので、とりあえず駆動力があればよい、という場合や、プリメインアンプの入門・つなぎ、といった用途には良いと思います。えろげおたがアクティブスピーカーからアンプ + パッシブスピーカーに乗り換える場合などもとりあえずこれでよいと思います。消費電力も低いのでデスクトップとして長時間使うのにもよいのですが、設置場所の検討は十分に行うべきでしょう。スピーカーとの相性がよければ相当なパフォーマンスになると思います。
