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完全な一本道、そして短い
選択肢はなく、ゲームというよりかはノベルです。もちろんメインヒロインはシオンですので、他のキャラクターのルートなどはありません。ボリュームは相当少なく、低価格商品*であることを考慮しても物足りないと思われます。体験版はシナリオの最初の部分、おそらく2-3割程度に相当します。冒頭に一シーンが挿入されたほか、若干の変更が加えられていますが、展開は全く同じです。
設定は穴だらけ
世界情勢まで絡めた壮大なSF設定となっていましたが、体験版や公式サイトの前情報からの上積みは少ないです。スケール自体は壮大なのですが、枝葉が殆どないので却って陳腐に見えます。曖昧だったり明かされていなかった設定の裏に驚愕の事実が隠されていたり、ということもありません。結局、They were only two, on the planet. という舞台を用意したかっただけのようで、いい加減で突っ込みどころ満載の背景になっています。しっかりとしたバックグラウンドが用意されているのかと期待すると肩透かしを食らうでしょう。
シナリオ不満あり
奇跡や超展開(不自然な展開はある)はないので、えろげっぽさはありません。しかし主題に真新しさがあるわけでもありません。つまり直球勝負でシナリオの良し悪しが前面にでてくるわけですが、これがいただけません。体験版をプレイするとわかるのですが、主人公を始め多くの登場人物が、相当に特殊なキャラクターであるにも関わらず心理描写やエピソードが不足しています。そのため彼らがどういう考えを持っているのか掴みきれないうちにシナリオが進行してしまい、プレイヤーとしては白けます。主題の掘り下げかたが不十分で、さらに前述のように設定が穴だらけなので奥深さも全くありません。シオンというキャラクターに心酔していればよいでしょうが、そうでなければ不満を覚える内容だと思います。
追加ディスクの使い方
本体をインストールした状態で追加ディスクをインストールすると若干表現が変わるようです。しかしシナリオの展開は全く同じとのことで、本編中にえろが追加される、というようなことはありません。ではえろはどこにいったかというと、追加シナリオが4キャラクターにつき一つずつ用意されており、本編クリア後におまけとしてプレイできるようになります。またシーン回想やCG鑑賞に追加シナリオの分が加わります。
プレイ後の一言
............orz