6月20日発売なので今更といった感じですが、テックジャイアンの8月号が届きました。目当てはもちろん『きっと、澄みわたる朝色よりも、』書き下ろし小説です。この手の雑誌は初めて購入しましたが、とても薄い雑誌ですね。あらかじめ分かっていたことですが、新作情報はメーカーサイトで公表されるものとほぼ同じですので、書き下ろしのイラストや小説、クリエーターの対談、その他の特典、といったあたりに価値を求めることになります。それにしては1280円は高すぎるのではないでしょうか。本体は300ページ越えでCDとDVDが一枚ずつついているので見た目のボリュームは多いのですが、個々のコンテンツの中身が薄いので無駄に厚くなっている印象があります。読み手の問題でもありますが、えろげーのすべてのジャンルについて取り上げられているので興味の幅が狭いと只でさえ薄い内容がさらに希釈されます。殆どのページが新作の広告記事になってしまっているので、雑誌でないと難しいクリエーター特集や作品の比較検討記事などを載せればもうすこしましになるではないかとおもいました。巻頭には読者投票によるキャラやゲームのランキングがありますが、読者層、少なくともハガキを送る層はかなり偏っていそうな感じです。雑誌の中身は殆ど流してしまいましたが、HCG率なんてものがあるのですねw。知りませんでした。
肝心の読みきり小説ですが『その階段を見上げた先に、』というタイトルで、もちろん(朱門優作/やすゆき画)です。3号連載の第一回は、3ページに及ぶ小説には2枚の挿絵が入っています(以下ネタバレ)。中身はゲームの外伝的な小説で本編の過去、四君子が中学生の頃のお話です。あらすじは、笹丸がある悩みを解決するためにアルバイトを探すというものですが、どうやら四君子から笹丸が離脱する前のお話のようです。体験版の印象で笹丸離脱はもっと小さい頃だと思っていたのでかなり意外な感じでした。本編には出てこないかもしれないアララギの姉が出てきますので(挿絵あり)、興味のある方は雑誌を探してみてみるとよいと思います。笹丸の悩みというのは伏せられていますが、○アップを買うためとか、ア○ランスに行くため、とかだったら萎えますね。
アマゾンで19時30分ころに注文したら翌日の朝9時30分くらいに到着してさすがに驚きました。1280円は結構痛いのですが、20日に発売される9月号は予約済み、10月号も購入予定です。