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『きっと、澄みわたる朝色よりも、』発売前に思うこと 若編

 『きっと、澄みわたる朝色よりも、』の発売が目前に迫ってきました。以前に体験版のレビューとして述べた内容と重複する部分も多くなってしまうのですが、大事そうなことについてはテーマ毎に考えをまとめておこうと思います。というわけで今日は発売前人気投票で惜しくも二位に甘んじた若(CV真中海)についてです。体験版の内容を含みますのでご注意ください。他の作品のネタバレはaタグに記述していますが、『いつか届く、あの空に』のネタになります。


若の名前
 若はフルネームが明らかになっていない以上、そこには何らかの秘密が隠されていると考えられます。一般的に"若"というのは身分のある男児に対する呼称でです。体験版やムービーを見た第一印象は"若 = 竹"だったのですが、四君子はひよが勝手に言い出したことであり、体験版のラストから若は永きに渡る因縁を抱えていることが明らかになっているので、若竹説の可能性は低そうです。何らかの形で成り立っていたとしても、奇遇だったり、副次的な意味合いとなるのでは、と思います。参考までに(ネタバレ)wikipediaで検索すると、竹姫という歴史上の著名人は浄岸院をはじめ何人かいるようです。

おねーさま、おとーさま
 若はひよを"おねーさま"、アララギを"おとーさま"、と呼びます。
「おとーさまは、何があっても、死ぬまで、いや死んでも、おとーさまです」
と若は発言していますが、単なるネタとして解釈するのではなく、実際に過去や前世的因縁が背景にあるのでは、と疑うことができます。
 春告に対しては特別な呼称を持ちません。というよりかは、二人称を用いるような直接対話すら行われていません。
 笹丸に対しては様々な蔑称を用いますが、意味がありそうなのは"じじぃ"でしょう。
 ここまで並べてみると、キャラクターの設定の"じじくさい"、"おっさんくさい"さらには"禿げ"というあたりにまで舞台背景との概念的な関連があるのではないかと考えられます。

若の髪飾り
 デザインのモチーフは桜のようにみえます。桜というのは現在日本では春の代名詞とされていますが、古くは梅がその役割を果たしていました。それが時代とともに入れ替わってきて現在に至るのですが、そのあたりに意味があるのか、あるいはそもそも桜ではないのかきになるところです。体験版での記述を見るに、この髪飾りは生徒会共通のもののようです。ちなみに若の私服の上は菊、下は桜をモチーフにしたデザインだと思われます。腰の飾りについては良くわかりませんね。
 以前のレビューでちらっと書いた、髪飾りが色づくとシリアスモード、というのはどういうことかというと、初登場のシーンと、ムービーの最後の方のシーンでは透明のはずの髪飾りが不透明な白からピンクになっているのです。しかし、若の髪飾りは角度によって色が変わる上、体験版のラストでは透明になっているのか微妙な色なので、この考え自体微妙なところです。

身分
 生徒会の一員とされていますが、体験版をプレイした限りでは、コースごとに決まっているはずの所属クラスがなかったり、昼食会には参加しなかったり、とそもそも笹丸たちと同じ立場の学生なのか怪しいです。謎の存在とされている生徒会長と何らかの関わりをもっていると考えるのが自然でしょう。


 公式ホームページの作品紹介ムービーでも見られる若の初登場のシーンですが、木々が枯れているはずなのに紅葉が見られ、さらには紙吹雪が舞い、とても印象的なシーンになっています。体験版のラストでは「枯れろ」と命じているので、仮にこれが比喩的な表現であったとしても、学園周辺の木々が秋には枯れてしまうという現象や、なきべそ鬼などの背景に深く関わっている人物なのではないかと予想できます。

ムービー中盤のあのシーン
 若のような子どもが横たわっているシーンについてです。「掴めない 鏡の中」という歌詞との関連があるのでは?という話は体験版のレビューで述べましたが、そうなると歌詞の視点はどこにあるのか、という問題が出てきます。このシーンで一番きになるのはやはり、若の髪飾りの位置が左右逆になっているところですが、単なる鏡像という解釈ももちろん可能です。伸ばされている手は誰のものなのか、というのも大きな疑問ですね。

体験版最後のあのシーン
 若が多くの発言を残しています。そこから読み取れるのは、若、笹丸、ひよ、少なくともこの三人には何らかの因縁があるということです。笹丸に対しては「オマエが誰だかようやく気付いた」としているので、それまでの罵詈雑言は感覚的な嫌悪感からでてきたものだったのでしょう。その分、直後の「じじぃ」には重みがあり、そこから上述した呼称の背景が示唆されます。さすがにオマエ≠笹丸のミスリーディングでは無いと思います。
「同じ結果を受け取ることに慣れすぎていた」
とは何を差しているのか具体的にはわかりませんが、場合によっては通常の時間の概念を超えるような永い間ある状態を繰り返してきた、という解釈ができます。
「だが賭けてみよう、今回だけは。(中略)――そう信じるに値するだけの条件が揃っている」
条件が何を差しているのかは明確ではありませんが、笹丸の正体に気付いたことを受けているようなので、笹丸たちと関連があるのは確かそうです。そしてその賭けとして若が取った行動が「枯れろ」でした。もちろん笹丸の頭を禿げさせるためではないでしょうがw、既に木々は枯れているのに「枯れろ」というのもおかしな話です。しかし作品紹介ムービーの病と結びつけることで理解できるのかもしれません。この病についてはまた次の機会に述べたいと思います。
 このシーンでは笹丸についても未解決の疑問が一つあります。若の姿を目にしたときに笹丸は視覚的違和感を覚えたらしいのですが、それは具体的に何に対してだったのでしょうか。確かに若の私服は初登場ですし、表情もいつもとは違った感じでした。しかし、具体的なモノに対する伏線のようで、何らかの異物が存在していたと考えられます。それは一体何だったのでしょうか。グラフィックを見た限りではhalにはわかりませんでした。


「この世の出来事すべてに意味があると思うな。大人は考えがあってやっているものだと子供は思いがちだが、意外とその日の気分だったりするものだ」

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