IntelからSSD用の新ファームウェアが出たので試してみました。以下簡単な手順やベンチの結果などです。
書き忘れていたので一応追記しますが、このサイトを見たことによる損害の補償は一切できません。SSDのファームウェア更新は慎重に。参考程度でよければどうぞ。
Intelの新ファームウェアは以下からダウンロードできます。
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=17485すべて英語ですが、使用許諾に同意すればISOファイルがダウンロードできます。バージョンは、
- Intel®
X25-M/X18-M SATA SSD on
50nm (black case) - updates to FW version
8820
- Intel®
X25-E SATA SSD on
50nm (black case) - updates to FW version
8850
- Intel®
X25-M/X18-M SATA SSD on
34nm (silver case) - updates to FW version
02HA
手元にあるSSDは
X25-Eでファームウェアは
8790→8850へのアップデートになります。このSSDはメーカー入院から新品で帰ってきたばかりですので、初のファームウェア更新です。
ファイルはISO形式ですが、メディアがあまっていますのでCD-Rに焼いて使うことにしました。
ファームウェア更新の手順1. ファームウェアのダウンロード(上述)
2. CD-R作成
ここでは説明を省略しますが、ISOファイルを焼けるソフトを使いました。
3. 2で作成したCDからブート
BIOSでCDドライブからブートできるように設定し、CDからブート(起動)します。
4. ファームウェアの更新
CDからブートするとこんな画面が出てきます。
・Web上かCDの使用許諾を読みましたか?
・それに同意できますか?
と聞いているので、読んでいれば"y" 同意できれば"y" を入力して次に進みます。(ろくに読まずに勘違いしていたらしいので訂正)
接続されているSSDをチェックした後、アップデートをするか聞いてきますので"y"を入力します(シリアルは一応伏せました)。
そして最終確認です。要約すると、
「ファームウェアの更新を行うとSSDが使えなくなる危険性があります。IntelはSSDのデーターの保証をしていませんので、あらかじめバックアップを作成することをお勧めします。それでもファームウェアの更新を行いますか?」
と聞いているので、同意できれば"y"を入力すると、今度こそファームウェアの更新が行われます。
更新に成功しました。あとはCDを取り出してマシンを再起動します。ついでにBIOSの設定を元にもどしました。
OSを起動すると、ポップがでました。再起動を要求されたので、それに従いました。これで更新作業は完了です。ISOからブートするのがやや面倒ですが、時間はそんなにかかりません。
新ファームウェアの効果
上が以前の状態、下がファームウェアを更新した状態です。シーケンシャルリードの結果が多少よくなったほか、シーケンシャルライトとランダムライト(4k)のスコアがかなり伸びています(2回テストして同じくらいの値になったのですが、いくらなんでもランダムライト4kが速すぎると思いさらに何度かテストしなおしたところ、40MB強と60MB程度に量子化されました。キャッシュの影響かもしれません)。
このSSDはシステムドライブで、OSを入れた状態での測定ですので当てにならない部分があります。特に旧ファームの状態ではシーケンシャルライトが低すぎるので、何らかの問題を抱えていた可能性があります。結果を見ればスコアが改善されているので、ファームウェアの更新によって何らかの好影響があったと考えるのが自然でしょう。あとは使い続けたときにどうなるか、というところですので暫くしたらまたテストしてみようと思います。
CPU: Core2Duo E8600
M/B: ASUS P5Q-Dx
RAM: DDR2 1066 2GBx4
SSD: Intel X25-E 32GB(SLC)
なんか最近えろげネタから遠ざかっている気がしてならないhalです。