スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
続・LANケーブルでスピーカーケーブルを自作してみた
前回は贅沢にLANケーブルを使いましたが、今回は逆に低コスト化を図り、LANケーブル内部の1対の導線をスピーカーケーブルとして使う事にしました。さっそく製作工程を紹介したいと思います。
製作工程
1. 切断する
今回も5mのCat.6のLANケーブルを用意しました。これを半分に切らずに頭を落とします。先に半分に切っても構いませんが、今回は1本のLANケーブルから4本のスピーカーケーブルが取れるので、半分に切らなくても左右チャンネル分が確保できます。
どうやらこのケーブルは中を十字の樹脂で仕切っていたようです。
2. 剥く
次に外皮を剥きます。ケーブルの断面からハサミかカッターで切れ目を一本入れ、そこからバナナの皮を剥く要領で外皮を剥がしていきます。半分ほど剥いたのが下の状態です。
今回使ったケーブルでは難無く剥けましたが、製品によっては剥きづらい場合があるかもしれません。途中で止まってしまったら再びハサミを入れて最後まで剥きましょう。
剥き終わりました。1本のLANケーブルから4本のスピーカーケーブルが採れました。
蛇の抜け殻みたいです。これらは廃棄します。
BlackRhodium のT90と並べてみました。
3. 末端処理する
前節までで切り売りケーブルと同じ状態になったので、あとはスピーカーを鳴らせるように末端を処理します。5mのケーブルが4本採れましたが、半分の長さで十分なので1本を選び半分に切ります。端の撚りを少し戻し、皮膜を2cmほど剥きます。
設置完了です。
結果
前回のLANケーブルの感想は、3分くらいしか聞いていない状態でしたので結構いい加減でしたが、あれから少し試聴を重ねて、少し意見が変わったのでまとめ直します。
初代(極太ツイスト型)
・高音はよく伸びる
・低域はよく出る
・低域のぼわつきは設置環境による影響が大きそう
・柔らかい
それに対して二代目は
二代目(エコノミー型)
・LANケーブル二本を使ったときの特徴を軽減、無個性化させる方向
・すっきりした印象
halの視聴環境では二代目の方がよさそうです。ただし、つまらないとも言えますし、環境によって左右される要素も大きいと思いますので、音質的には一概にどちらが優れているとは言えないと思います。
コスト、運用面
5mのLANケーブルを1000円とすると、5x4 = 20mですからメートル当り50円くらいになりますね。この値段でツイストされているケーブルは恐らくありませんので、お得といえばかなりお得です。さらには、銅線が2本しかありませんので、取り回しや末端の処理が非常に楽なのがよいです。
ケーブルを二分せずに使う場合は、異なる対を用いることになるので4対のケーブル全てが均質なのかという問題が残ります。しかし、LANケーブルが番号によって異なる線材を利用している、という話は聞いたことが無いのであまり気にしなくてよいと思います。
ONKYO WAVIO PCIデジタルオーディオボード SE-200PCI LTD (2008/04/05) オンキヨー 商品詳細を見る |
ALR JORDAN バスレフ型 2ウェイ2スピーカー Entry Si ぶな木目(ブラックグリル) () ALR JORDAN 商品詳細を見る |